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4浪したけど医学部

しょーごです。アホなほどいろいろやる医学生のブログです。ヒッチハイク、東南アジアをまわったりも。もっと挑戦していきます。

カンボジアのNGO、SIDE BY SIDE訪問で分かった大切なこと

医療

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この間カンボジアの病院行ったときに日本のNGO、「SIDE BY SIDE」が救急車を寄贈していたことを知って面白そうだと思ったので、関係者のところにお邪魔させていただきました。

 

shogomedical.hatenablog.com

 

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いろいろといいお話を聞くことができました。大学生でスタディーツアーを行っている団体が同時期に訪ねてきているということで、そこに混ぜてもらう形で行いました。

 

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1.SIDE BY SIDEとは

認定NPO法人サイド・バイ・サイド・インターナショナル(SBSI)は 、日本や海外で、貧困や災害その他の困難な状況に直面している人々の生活向上のために、人道的支援活動を展開しています。 カンボジアでは、カンボジア政府承認の国際NGOとして、救急車など緊急車両の輸送、公立の119番救急医療体制強化,診療所や病院支援、学校や養護施設の支援 も行っています。

Side By Side International | サイド・バイ・サイド・インターナショナル

 

 

2.活動経歴

「1997年よりカンボジア支援を開始。創立されたばかりのアンコール小児病院やシアヌーク病院などに救急車両、医療機器を寄贈したのを皮切りに、定期的に公立機関のための多数の救急車や消防車、結核検診車、医療機器、大学や辺鄙な学校のための教育機材などをカンボジアに送る。

2008年に、救急車4台と救急関連機材の寄贈を行った際には、日本政府外務省草の根リサイクル無償資金援助を受けて輸送。

2009年に、カンボジア政府から国際NGOとして認証を受ける。

2010年完成のGRAPHIS(グラフィス)診療所設立・運営・機材供給支援を2008年から実施。SBSIはCDEPと共に、日本の学生団体GRAPHISや日本のロータリークラブ、台湾の団体などから、診療所やリハビリ施設の建設費・医療機器・什器寄贈支援、診療所近くの飲料水設備・校舎改築事業費などの支援を受ける。

現在、サイド・バイ・サイド・インターナショナル(SBSI)は、同国の救急システム構築事業に携わり、救急車や消防車、医療機器寄贈・輸送のほか、公 立の119番救急医療体制強化、救急隊員や医療者の訓練を実施。ほかに、救急車がなかなか到着しない地域も多いことから、同国の人口の過半数を占める若い世代に着目。「カンボジア人の命はカンボジア人が救う!」をスローガンに、専門家による医療系及び一般学生の初級救命講座なども実施している。

また、GRAPHISの支援を受けて、2013年10月よりカンダル州ルムドア島の貧困村での疾病予防・健康管理プロジェクトを実施。日本の若者の支援により、カンボジアの若い医療者や学生が活動するだけでなく、プロジェクトマネジメントも学んでいる。」

 

3.カンボジアの現状とSIDE BY SIDEの対応

カンボジアの現状①劣悪な交通事情

カンボジアは、1992年に紛争が終結したことで、近年急速に経済的が成長しています。

しかし、まわりの国と比べても、道路などのインフラの設備がすすんでいなく、交通事故による死者数、発生数も非常に多い。

なんと国民の8,106人に1人が交通事故でなくなっています(日本は2万9,083人に1人)。死亡事故発生率は日本の3.59倍。(2015年)

 

カンボジアの交通事故に関する死傷者、件数について

 

死亡者数(人)

負傷者(人)

交通事故件数

2014年

2148

8747

4840

2013年

1901

7028

4322

この表からも分かるとおり、カンボジアでの交通事故は増加しています。

交通事故の80%はバイク事故で、夜間での事故も全体の80%だとか。

交通マナーが悪いことと、飲酒運転が多いこともこの問題の一因となっている。

(提供:SIDE BY SIDE)

 

つまり、交通事故による負傷者の対応が大きな問題となっています。

 

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 引用:www.digima-japan.com

 

カンボジアの現状②救急搬送システムについて 違法救急車の問題

交通事故が多いわけだから、勿論負傷者を事故現場から病院へ搬送する必要があります。

プノンペンでは、交通事故で重傷者が出た場合、119番に電話をすると、保健省の119番救急システムに属する公立病院から救急車が出動して、病院に搬送します。通話も搬送も無料です。交通事故以外の搬送は有料となります。

ただ、問題としては、救急車に大した医療機器がないこと、救急車に乗っている隊員の技術力不足、公営救急車の不足などが挙げられます。

 

公営救急車が不足しているということで沢山の違法救急車が出現しているんですね。この違法救急車の問題点として、より、隊員の技術力が不足していることと、割高で負傷者がお金を持ってないと判断されると置き去りにされるということが挙げられます。

 

つまり、救える命が救われない、命に格差ができているといえます。

 

 

SIDE BY SIDEが具体的にしている活動

•カンボジアの公立救急医療業務システム構築支援。
•緊急車両や医療機器をカンボジアに輸送
•国立病院を中心としたER/ICU強化支援
•119番救急指令室強化支援
•救急隊訓練と整備

 

4.大切なことは現地の人を雇うということ

ぼくは、カンボジアではSIDE BY SIDEの他にもジャパンハートというNPOのところにお邪魔させてもらったんですね。SIDE BY SIDEは主に公衆衛生だとかインフラとかに関する活動、ジャパンハートは現地で直接医療の提供を行っており、2つは違う活動をしていると感じました。

しかし、どちらとも現地の人を雇うことの大切さを説いていました。以下、ぼくが現地で活動するのに一番大切だと思った、現地の人を雇うことのメリットを2つ書いていきます。

 

shogomedical.hatenablog.com

 

①よりよい情報をより沢山知ることができる

まず、第一により良い情報を沢山知ることができるといえますね。先ほど述べたSIDE BY SIDE提供による交通事故に関する情報はその賜物ですね。だからこそ、現地に合った、効果的な活動ができているのではないでしょうか。

 

②カンボジア人を一番理解しているのはカンボジア人

SIDE BY SIDEは現地の人に向けて説明会を何度も行っているんですけど、初めの方はうまく人を集めることができなかったそうです。

しかし、人を集めるための仕事をカンボジア人のスタッフに任すことでこの問題は解決されました。これは、カンボジア人のスタッフがカンボジア人を理解していることでなされる対策を行ったからこそ改善されたんだそうです。

 

SIDE BY SIDEは“「カンボジア人がカンボジア人を助ける」のを助ける”というのを意識しているそうです。確かに、カンボジアなどの国での活動は、上から下への支援ではなく、同じ仲間としてのパートナーシップが求められているのではないかなーと感じた、SIDE BY SIDEの訪問でした。

 

 

今日はここまで。なんか今回はやけに真面目だった気もしますが、たまにはいいかなと。

 

しょーご